深野紙について
松阪市飯南町深野地区では、安土桃山時代に美濃地方から紙漉きの職人を招き、農閑期の副業として紙漉きが始まりました。
江戸時代には紀州藩の藩札(紙幣)用紙として採用されたことにより「深野紙」は全国でも屈指の良質和紙としてその名声を高めました。
この歴史ある「深野紙」の伝統を守り、優れた製紙技術の保存等を目的に、昭和62年(1987年)に「深野和紙保存会」が結成されました。
ここで、復興された「深野紙」は三重県の伝統工芸品に指定されております。
深野和紙保存会の活動紹介
松阪市飯南地域の小学校や高校の生徒は、深野和紙保存会会員の指導を受けて、自分の卒業証書に使用する和紙の紙漉きを行っています。
また、例年12月~2月にかけて、紙漉き体験者を募集し、紙漉き体験による色紙サイズの和紙作りを行っています。
その他、松阪銀札(江戸時代の紀州藩の藩札)レプリカの作成や深野紙による大会賞状作成依頼があった時などの対応を行っています。
紙漉き体験のご案内
慶長4年(1599年)から始まった伝統ある深野紙の紙漉き体験者を募集しています!
県内でも数少ない紙漉き処で、本格的な紙漉き体験をしてみませんか。
とき
12月~2月末まで(毎回午後に実施) ※要予約
ところ
和紙和牛センター(松阪市飯南町深野3232)
指導
深野和紙保存会会員
体験費用
色紙サイズ3枚で1,000円/お一人
申し込み方法
2週間前までに、6名以上20名未満のグループで、下記連絡事務局へ電話で申し込みください。
※代表者の氏名・参加人数・体験希望日をお伝えください。
※下記連絡事務局が深野和紙保存会と体験日等の調整を行い、調整後、事務局より申込代表者へ連絡します。
お問い合わせ
松阪市 企画振興部 飯南地域振興局 地域振興課(深野和紙保存会 連絡事務局)
Tel 0598-32-2511 Fax 0598-32-3771
Mail chishin.nan@city.matsusaka.mie.jp
紙漉きの様子